目次
3 テニスのボレーをやぎ的に解説
このページでは、
●「とにかくボレーが苦手・・・」という方
●「ボレーボレーが続かない・・・」という方
●「綺麗にボレーが打てない・・・」という方
●ハンバーグが大好きな方
向けに、テニスが上手になれるメソッドをご紹介しています。
この記事を読むとこうなります。
▼低いボレーが持ち上がるようになる
▼高いボレーのミスが減る
▼状況に合わせたボレーを選択できる
記事の内容が理解できるよう身体を動かしながら何度も記事を読み込んでいきましょう♪
5時間目は「ボレー」です!
ボレーは出来ると楽しいですよ~授業を読んでみましょう♪
1時間目 自己紹介
2時間目 テニスって?
3時間目 基本
4時間目 ストローク
5時間目 ボレー
6時間目 サーブ
補足を付け加えた動画もあります。記事の最後にもう一度リンクを貼りますので、今は飛ばしても構いません。
3-1 後ろから前のスイング
ここでは、ノーバウンドのボールを打ち返すことをボレーだと定義します。
それを踏まえ、ボレーの本質とは、
●「後ろから前にボールを押す動作」
●「上から下にボールを叩く動作」
の割合だと考えています。後ろから前とか聞かされてもそれは抽象的な言葉なので理解が難しいかもしれませんね。
詳しくご説明していきます。
◎本質
ボレーの本質の一つは、「後ろから前」です。これは、ネットよりも低いボールをボレーするときに行います。
通常のボレーボレーにも多く使われる「後ろから前」は、ストロークでお話したような運動連鎖を意識した動作とは打って変わって、身体の動きではなくラケットの動きを表現した言葉です。
つまり、ボレーにはシンプルでコンパクトなスイングが求められます。
◎本質のナゼ
ではナゼ後ろから前の動作がボレーの本質なのでしょうか。
それは、テニスではネットを超えて返球しないと失点してしまうからです。
確かに「当たり前」です。しかし「当たり前」というのは忘れ去られてしまうもの。余談ですが、やぎメソッドでは無意識を意識することを大変重要視しています。
まずボレーは、
●ネットより低いボレー
●ネットより高いボレー
の2種類です。
そして、ネットに当たると失点してしまうということは、ボールを持ち上げてボレーする必要があります。なのでボレーの本質の一つは、「後ろから前」のボレーになります。
▼ちょっと説明
とはいえこれだけの説明だと、そもそも「後ろから前ってなんやねん!」とか不思議でいっぱいなので詳しく説明していきます 💡
後ろから前というのは動作のことで、ラケットを持って立った状態から、握手するようにラケットを正面へ持ち上げる動きです。
この動作が出来ていない方は、ネットより低いボールを返球するローボレ―が苦手です。
ローボレーは、変に腰を落としてボレーしてしまったり、無駄にスライスがかかったりしてしまいます。
基本的に「相手の威力を跳ね返す」ようなイメージが大切なので、もっと楽に構えて大丈夫です。
ローボレーとは?
ネットより低いボレーの名称
ミドルボレーとは?
肩口あたりのボレーの名称
ハイボレーとは?
ミドルボレーより高いボレーの名称
そして、この情報を知るとどうなるか、という話ですが、ミスの原因が簡単に見つけれるようになります。
もしあなたがネットより低いボレーをミスした場合、その原因はラケットの高さや手首の使い方など幅広い範囲にあると錯覚するでしょう。
いや、原因はもっと簡単です。原因は「後ろから前」へ持ち上げれていなかったからです。より詳しくいうと、低いボレーと高いボレーの割合を決める選択が間違っていたのです。
多くの方はこの「2種類」が当たり前すぎて頭にありません。そのためもっと広い範囲でミスの原因を探ります。砂浜に落としたピアスを探すのは難しいように、思考の範囲が広いほど正解を探り当てるのは大変です。
一方、ボレーは2種類という事実が頭に入っていれば、低いボレーの動作、もしくは高いボレーの動作どちらかに原因は紛れ込んでいると割り切ることができます。
良い声で脳内再生してほしいんですけど、
「当たり前」だけど「必要ではない」ことなんて、、、したくないじゃないですか、、、
◎具体案
それでは「後ろから前」の動作を会得するための具体案をご説明します。
まず、ボールをラケットでポンポンします。それを相手とします。どんどんネットから離れます。上手に繋がるなら、サービスコートまで下がります。これです。
ポイントは、ネットより低いボレーのラリーを続けることです。
これを繰り返すことで、「後ろから前」の動作を扱ったローボレ―は初心者レベルを脱出できるでしょう。
◎つまり
ボレーの本質は、「後ろから前に打つ動作」だとご説明しました。
その理由は、ボレーはネットより低いか高いかの2種類だからです。もちろん場合によっては「それ以外」も選択肢に現れるでしょう。
その場合の対処法は後述するとして、それよりも先にネットよりも高いボールのお話をさせてください。
ここまでのおさらい
▼「後ろから前」で低いボールをボレーする
▼「握手」するイメージが大切
▼相手のボールを跳ね返す
3-2 上から下のスイング
3-2では、「上から下のスイング」についてご説明します。
今みなさんはネットより低いボレーのやり方を記憶のどこかへ仕舞いこみました。
次はネットより高いボレーであるミドルボレーからハイボレーのやり方を学んでいきましょう。
◎本質
ボレーの本質、2つ目は「上から下のスイング」です。
このラケット動作を学ぶことができれば、本記事で最もお伝えしたい話へ道理を繋げることができます。
◎本質のナゼ
その前にナゼ、二つ目のボレーの本質は、「上から下のスイング」なのでしょうか 😕
それは、これまで通り簡単で、テニスにはベースラインを越したボールをアウトとし、失点してしまうからです。
このルールがあるため、「後ろから前」へどこまでも飛ばしていい訳ではなくなります。そのため、「上から下」のボールをコート上に叩き込む必要があるのです。
▼ちょっと説明
一番最後のまとめが最も重要なので、もうちょっと我慢してくださいね。
「上から下」って結局どんな動作なんやってお話をします。
はじめにラケットを握ったまま挙手します。それが、「上・・」の状態です。それを「・・下」へ持っていきます。
肘を曲げずにグリップが顔の直線上へ来るよう前に振り下ろしてください。これも最後は「握手」が理想です。
もう一度上に戻しましょう。そしてゆっくり下へ振り下ろします。
ラケットは上に立ったままです。下へ振り下ろすときは、肩→グリップ→ラケットヘッドは90度ですよ。
(画像はリアル感を出すため、くっきりとした90度の表現を避けています。)
画像は「構え」の状態から「ラケットへボールが当たった瞬間」の表現しています。ラケットへボールが当たった後のフォローするは、握手をするイメージで構いません。
◎具体案
さぁ具体案です。
今あなたは振り方を覚えただけ。そして、ボールがあなたの「上へ構えたラケット」へ飛んできました。
それを先ほどの動作で振り下ろします。ボールは見事、コート上へ叩きつけられました。当たり前です。
その状態を再現するために、もしあなたが『壁打ち』できる環境が身近にあれば、ボールをワンバウンドつけて壁に打ちます。それはフワッと浮いてあなたへ返ってきます。
それを上から下へ再度ワンバウンドさせながら返球するラリーを繰り返すと良い練習ができるでしょう。
後ろへ下がる幅を使わないので、ぜひ近くに穴場『壁スポット』を発見したら試してみてください。
あと、手首は握手を忘れずに柔軟な使い方を心掛けましょう。
◎つまり
ネットよりも高いボレーには「上から下のスイング」が必要であるとお話しました。
「上から下」は、挙手した状態から握手するように振り下げる動作です。通常のボレーボレーだと威力の調整が難しく練習しづらいかもしれませんから、壁打ちできれば最高です。
高いボレーのミスは本当によく見ます。それは極端なネットか惜しいバックアウトがほとんど。
特に嫌なミスは、ネットの方です。この原因は単純で技術うんぬんではなく「力みすぎ」のメンタル部分が原因です。そうすると「上から下」が強くなって、ネットにかかります。
チャンスの場面だと力む気持ちも分かります。ですが、力むということは結局「1か100か」の考えがあって、「100」を選んでしまっているということになります。
ボレーをする際には【1~100】の懐を深くもって、落ち着いた対処を心掛けたいですね。そのためにも常に数値の意識を持っておいてください。
例)「今のは上から下が70%ぐらいだったからミスしたんだなぁ」
ここまでのおさらい
▼「上から下」で高いボールをボレーする
▼「握手」のフォロースルーが理想
▼壁打ちで感覚をつかむ
テニス初心者向けボレーメソッド_3「まとめ」
《以下画像を保存!!》
いかがだったでしょうか。
ボレーの本質は、
●「後ろから前」
●「上から下」
の動作であると書きました。
話を先延ばしにしていた、本記事において最も重要なことは、
この両者の割合をとってボレーすることです。
そもそもテニス初心者メソッドの「やぎメソッド」はストローク編以降、各カテゴリーのポイント2点の割合を定めて返球することが重要です。
ボレーでもそれはおなじ。
1)ローボレー⇒ネットミス⇒後前「低い…」
2)ローボレー⇒バックアウト⇒後前「高い!」
3)ハイボレー⇒バックアウト⇒上下「低い…」
4)ハイボレー⇒ネットミス⇒上下「高い!」
状況に合わせて割合を判断していく。これを積み重ねることが経験値となり割合を選ぶ判断力は身体へと染み込んでいきます。
この判断力はすぐ身につくものではありませんので、ボレーボレーで感覚を身につけましょう。特に、決定打となるハイボレーの練習機会は少ないので、積極的にメニューへ組み込みましょう。
メニューの話ですが、私のレッスンでは、
(1)ローボレー(後前100:0上下)↑
(2)ミドルボレー(後前50:50上下)→
(3)ハイボレー(後前0:100上下)↓
であるとし、この割合を感覚的に捉えていただくため
(1)「ス~っと送るように打ちます」→ ↑
(2)「パァンと当ててス~っと送るように打ちます」→ →
(3)「パァンと叩くように打ちます」↓ →
(分かりやすいかと思って矢印付けましたが意味わからん方は忘れてください)
と、説明しています。これで理解できるのかは、個人差がありますので、本質をかみ砕いて、みなさまなりにアレンジしてください。
また、ボールによって角度を定めるには極端に考えてはいけません。
「ネットより高いボールだからハイボレーで打ち込まなきゃ!!」と思っても体勢によっては、叩きつけず後ろから前へ「繋げる」ほうが最適な場面もあるでしょう。
自分で割合を決める。ミスは割合で判断する。これを覚えておきましょう。
ですので、
●「とにかくボレーが苦手・・・」という方
→前後・上下の基本となる型を意識する
●「ボレーボレーが続かない・・・」という方
→前後の感覚を意識する
●「綺麗にボレーが打てない・・・」という方
→脱力し、前後・上下のスイングを意識する
●ハンバーグが大好きな方
→上下を意識してハンバーグをこねる
です。
記事の内容を忘れてしまいそうなら「なるべく簡単に言うと」の画像を保存してくださいね。
最後にクイズしましょう!!この記事、どれだけ覚えていますか?
5時間目 ボレークイズ~
1時間目から読み進めている方はここが正念場!
もう少しで終わりですから、このクイズ、気張っていきましょう!!
3時間目の『基本』では「力加減・タイミング」。4時間目の『ストローク』では「横のスイング・縦のスイング」。
そして今回5時間目の『ボレー』を受講いただき、「後ろから前・上から下のスイング」を新たに知識へ加えてもらいました。
テニスをする上で覚えることはあとサーブひとつ。サーブは難しいですが、覚えることはストロークと変わりません。気負わず読み進めてみてください。
意味わからんかった方は、動画でおさらいどうぞ。
1時間目 自己紹介
2時間目 テニスって?
3時間目 基本
4時間目 ストローク
5時間目 ボレー
6時間目 サーブ
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yagi
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