<<概要をお伝えするパワーポイント>>
みなさんこんにちは股関節と肩甲骨を軸に考えらえたテニス理論「やぎメソッド」を恥ずかしげもなく公表しているやぎです 😎
今日は珍しく、ダブルスのお話をしたいと思います。
ダブルスって面白いですよね。テニスは基本的に個人種目ですが、ダブルスはチームというか二人で出来ます。
10人前後の団体競技には劣りますが、チームプレイの美しさというか、楽しさというか、戦いの中での苦労や喜びを分かち合えるのも魅力のひとつ。
ただ初心者の方にとってみては
「前衛?後衛?」
「チェンジってなに!?」
「前衛めっちゃ動く必要性あるやないのぉ~」
と覚えることが多くて大変ですよね。
この記事ではそのようなテニス初心者の方のために、ダブルスの基本である前衛や後衛の役割について、またコートの「余白」に関する考え方も踏まえてダブルスの戦術を説明しています。
とにかく慌てず、なぜそんな行動をとらないといけないのかを一緒に考え、明日のテニスに活かしてみてください 😀
この記事を読むとこうなります。
▼ダブルスの初歩的な基本が分かるようになる
▼コートの「余白」を意識できるようになる
▼3つの戦術でダブルスが楽しくなる
結論!!
●まずは「テニス」をする
●ポーチボレーをどんどんする
●ダブル後衛をしてみる
ちなみに地獄ボイスで補足を付け加えた動画もありますから、目で読むのめんどくさい方はどうぞ。
記事の最後にもリンクを貼りますので、今飛ばしても構いません。
目次
テニスのダブルス難しい・・・覚えておきたい基本とは?
や、やめてくださいそんなこというの!!結論書いてるでしょう!!
やぎこさんほど過激ではないにせよ。さっさと大作戦の説明をしてもらいたい方もいらっしゃるかと思います。
とはいえ基本が分からなければ応用も生かせませんし、あなたの「基本」が本来の情報を集約できているとも限りません。
ですから、おさらいの意味も踏まえて、ダブルスの基本から学んでいきましょう。
「後衛」の役割と「前衛」の役割とは
まずダブルスでは「後衛」と「前衛」がいます。
後衛は”ペースメイク”で、前衛は、”ポイントゲッター”が役割です。
ペースメイク(=ゲームメイク)とはすなわち、ゲームをつくる人で、
ポイントゲッターとはすなわち、ポイントを取る人です。
(ペースメイクより「ゲームメイク」と一般的には言いそうです・・・)
後衛は、ただラリーを続ければいい訳ではなく、相手の様子を見て、前衛がポイントを取れるように、ボールを集めてあげることも役割の一つです。
また前衛は、後衛が作ってくれたチャンスを見逃さず積極的にボレーしていきます。
ボレーするにもそもそもの基本が大切です。焦らずにいきましょう。
二人でコートを守るには、「余白」のバランスを確認しよう
次の視点は相手側。
相手後衛に味方前衛の上を超すロブを打たれるとします。後衛は必死に追いつきますが、そのままだとコートががら空きになってしまいますよね。
そんなとき前衛はどうしたら良いでしょうか?
また、前衛がボレーを打ちにいった際、後衛はポカーンと立っているのが正解なのでしょうか。
そして飛び出る謎の合言葉・・・
チェーーーーーーンジ
「むむむ??」
となります。
ギ〇ューさんによって蛙にされてしまうのではなく(ドラゴンボールより)、チェンジは左右の交代を指示する言葉です。
こんなことも踏まえて、ダブルスの「動き」を覚える上で気を付けなければいけないことは、パターンで覚えないことです。
そうではなく、コート上の余白(=空きスペース)をバランスよく保つようにしましょう。
もしパターンで覚えてしまったら、コーチが「今のは左に行かないと!」なんて言っても、試合会場に居てくれないので、自分で解決する能力が必要です。
前衛の毎回前後に動く問題について
テニスのレッスンを受けられたことのある方でしたら、見出しのような状況に出くわすことがあるでしょう。
これは、相手後衛が打てば前へ。自分のペア後衛が打てば後ろへ。と、双方の後衛が打つタイミングに合わせて前衛のポジションを前後に移動させる動きのことです。
前後へ動く意味は、
●相手後衛が打つ場合→そのボールをボレーするために前へ移動
●自分のペア後衛が打つ場合→相手前衛のボレーを拾うために下がる
です。
距離ですが、前へ動く場合はネットとサービスラインの間まで、後ろに下がる場合はサービスラインを目安に動けば安全です。
しかし安全とはいえ毎回サービスラインまで下がると運動量が馬鹿になりませんので、ネットとサービスラインの前後3歩を目安に動けば良いでしょう。
っで、これやる必要あるの?
っという話が一番大切です。必要の無いことは慣習であってもすべきではない。であれば、勝つために必要だと判断した場合に前後すれば良いです。
具体的に言うと、相手のラリー力が目覚ましくボレーへ出る隙が無ければ、前に移動しなくても良い。また、相手のボレーヤーが積極的にボレーしてこないのであれば、毎回ご丁寧に下がる必要もありません。
得点や体力などの状況を天秤にかけたうえで動作を判断しましょう。
特に、真面目な方。後述する言葉を肝に銘じてください。対外試合において、言われたからしなければならないという考え方は捨てる必要があります。
注釈として、テニスのレッスンではコーチの指示を聞いていた証として、指示された動作を求められることもあります。
とはいえ、コーチからのアドバイスは目的ではなく手段です。自分で判断して、行動しましょう。
ではそろそろ基本を踏まえた、初心者から初中級ぐらいまで使えるお得な戦術を3つご紹介しますゾ。
・
・
・
ゴホン
た、大変です!!!
なんと、ドクターXから緊急指令が入りました!!
みなさんならこの大作戦の任務をやり遂げれると信じています・・・
どうにか任務をクリアしてください!!!
テッテレッテテッテーーー
ここまでのおさらい
▼後衛は「ペースメイク」前衛は「ポイントゲッター」
▼常に「余白」のバランスに気を付ける
▼「チェンジ」は左右の交代を支持する言葉
初中級ぐらいまで使える知ってお得な戦術
(1)まず大前提として基本通りにラリーをする
まずお試しいただきたいダブルスの戦術大作戦とは「ラリーをする」ということです。
そうですね。これはあえて言わなくても良いことではあります。
唐突ですが、例えばこの「ラリー力」で相手に勝ってるとします。するとこちらがかなり有利です。なぜならただラリーを続けておけば勝てるのですから。
ではなぜ当たり前のことをあえて公にしているのか。それは、「ラリー力」が勝っているのにも関わらず、変に勝負を仕掛けて負けてしまうパターンが多々あるからです。
もちろんカッコいい勝ち方や、本能的にやりたいプレーはあるかと思いますが、それはひとまず目の前の試合に勝った後でも良いでしょう。
どんな大会でも決勝までこれば、良い試合になるものです。奥の手はそのときまで取っておくほうがカッコいいですよ!
逆に言うと、ラリーにおいてミスが少なかったり、ボールが深かったりとこのようなラリー力が高いというのはかなりの武器です。普段から練習を積み重ねましょう。
試合では普段のラリー練習とは圧倒的に違う場面がそこにあります。
それは、前衛がいるので、
●視界が違う
●打つコースが制限される
●読み合いが始まる
この3点が普段の練習環境とは全く異なります。
ですので普段の練習、とくに斜めのクロスラリーでは、相手の前衛がいるような気持ちで練習してみてください。
さて、次は「ラリー力」で負けている状態の話です。こんなときはどんな戦術が考えられるでしょうか。
(2)戦術とはリスク。だからこそポーチボレーで勝負しまくる
次にお試しいただきたいダブルスの戦術大作戦とは「ポーチボレー」です。
もし「ラリー力(=ストローク力)」が負けている場合、戦術を使ってその部分を補う必要が発生しますが基本的に戦術とはリスクです。
なぜなら、ラリー力で勝てるのであれば攻める必要が無いからです。その「0リスク」では勝てないから、戦術というリスクを背負って、試合に勝ちに行きます。
このラリー力というのは言葉だけでいうと簡単な響きですが、例えば相手前衛がリスクを背負ってボレーしてきたら冷静に対処しないといけません。
それに、相手後衛へ攻め込まれないよう深いボールを打たないといけませんし、平行陣の場合は足元を狙わないといけません。
様々な基本が詰まったこのラリー力は上級者とて日々鍛錬しなければいけないものですから、言葉ほど簡単なものではありません。
平行陣とは・・・
平行陣とは、後衛もネット際まで進み、二人とも前衛としてプレーする陣形のこと。
中級以上のベテラン勢は、ボレー達者と試合展開の速さ、安定感を求め、積極的にこの陣形を選びます。
ではこの場合、どのような戦術が良いのか分からず不安でしょう。そんなとき、やぎはこう言います。
んもうどんどんポーチボレーいっちゃいましょう!!
ポーチボレーというのは、後衛がラリーしてて、それを前衛が阻むようにコート中央まで走り、ボレーすることです。
この説明だとクロスラリー前提みたいになってしまいますが、まぁ後衛同士のラリーを奪う的なボレーのことをいいます。
このポーチボレー、スクールの練習であればラリーが途切れてしまうので「もうちょっとラリー続けたいんやけどなぁ」となりますが、外の試合であればガンガンいってください。
その理由は、
①初心者・初中級だと、ポーチボレーの対処に慣れてない
②相手にプレッシャーを与えることができる
からです。
①では、相手がパッシングショットに慣れていないので、ポーチボレーが失敗したとしても相手のミスを誘うことができます。
パッシングショットとは、前衛を抜くショットだと考えてもらえればいいです。
そして②ですが、一度成功でも失敗でもいいですからポーチボレーに入ると、相手の頭にはあなたの姿がチラつきます。
こうなったらお得なもので、無理にリスクを背負って攻め込まなくてもポーチボレーのふりをしているだけで、自滅してくれることがよくあります。相手を惑わすのです。
後はポーチボレーに入る入らないで読み合いが始まりますから、なるべくリスクなく相手を混乱させましょう。
(3)ダブル前衛の平行陣ではなく、ダブル後衛してみる
次にお試しいただきたいダブルスの戦術大作戦とは「ダブル後衛」です。これはソフトテニスとかでよくあるパターンですが、それをやっちゃいましょう。
やり方は簡単で、どちらも後衛になるだけです。見た目はダサいかもしれませんが初心者・初中級には効果MEN☆TEKIで、ミスを最低限防ぐ陣営がこれです。
そもそもなんで前衛が必要かと言うと、ポイントゲッターなのでポイントを取りやすいポジションを陣取るためですよね。
そのため前衛を捨てたこの陣営は防御全振りになります。とにかく守り抜く。これがこの陣営の強味です。
使いどころとしては、まぁ絶対守り抜きたいゲームやポイントの際ですけど、[3 – 4]で相手がサービスゲームのときや、ポイントでいうと[30 – 30][30 – 40]などでしょうか。
ここまでのおさらい
▼まずは普通にテニスをする
▼積極的にポーチボレーをする
▼ダブル後衛でミスを最低限減らす
まとめ
本記事ではダブルスの戦略を3つお話することに加え、戦術をするにもまずはダブルスの基本を知らねばならぬということで基本のお話もしました。
ダブルの基本としては、
●ポジショニング
└後衛・・・ペースメイク(ゲームメイク)
└前衛・・・ポイントゲッター
●コートの余白を意識する
という2点をお話しました。
また戦術を3つ、
●まずは「テニス」をする
└ラリー力で勝っているなら無理に攻めない
●ポーチボレーをどんどんする
└ミスしてもOk
●ダブル後衛をしてみる
└多用しすぎず絶対守り抜きたい場面に使う
というお話でしたね。
今回は、やぎメソッドのように土台から成長していくようなテニスのノウハウではなく、ポイントを学ぶようなテクニックのお話でした。
とはいえやぎ自身は、根本から物事を考えたいタイプです。
ポイントで抑えるようなテクニックはすぐ忘れちゃいます。つまりこの内容はやぎメソッドのブログでご紹介するようなことではありません。
ですが根本だけ投げて、あとは成長するから!のスタンスには好き嫌いがありますから、今回はやぎの引き出しを放出する感覚でお話してみました。
内容・・・覚えていますよね?
この記事、時間かけて作られてますよ?ニッコリ…
なるほどなるほど覚えてますか(#^^#)
では今から皆さんがどれだけこの記事を覚えているか「クイズ」をしますから、やってみてください♪ニヤリ
テニスのダブルスクイズ~
最後にクイズをしますよ!
点数は悪くても問題ありません。
何度でもやり直してみてくださいね。
クイズはいかがでしたか?
まぁ覚えてなくても大丈夫です。この記事自体が消えるわけではありませんから、大会前とかにペアの方ともう一度見直してみてください。
最後は根本から考えたいやぎが元も子もないことを言ってお別れです。
皆様まだまだ暑いので、身体に気を付けてテニスしてくださいね 😈
・
・
・
テニスの戦術の正解は、相手に勝てる戦術。
それがテンプレ通りの陣形とは限らない
自由にいきましょう。
おしマイケル。
動画では補足を加えて説明しています。おさらいも踏まえてご覧くだされ。
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yagi
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